女性の肌がデリケートなのは理由がある。
お風呂上りに顔がつっぱるとか、肌のコンディションが悪いなんていっているのはたいてい女性です。男性はそんなことはいいません。
スキンケアに関心があるかどうか、無頓着かどうかということは確かにあると思うんですが、男女で比べるとやっぱり女性のほうが肌は弱いです。
キメは細かいが、皮膚が薄いのでバリア力が弱い
間違ったスキンケアで肌環境が乱れている
生理周期のホルモンバランスに左右される
皮脂が少ないので乾燥しやすい
男性の肌はキメが粗い分、見た目はきれいではないんですが、皮膚は厚く、皮脂腺が発達しているため皮脂の分泌が活発で乾燥に強いです。
お風呂あがりに保湿しないでも平気なのは皮脂が天然クリームの働きをしてくれているからなんですね。
女性の肌はキメが細かく、見た目はきれいですが男性に比べると皮膚が薄く、皮脂も少ないのでバリア力が弱いですし、乾燥しやすいです。
そして何より女性の肌がデリケートになる一番の理由は、強いクレンジングをしたり、肌を洗いすぎ、触りすぎ、擦りすぎていることで、肌環境が乱れている人が多いということです。
「頑張っているのに肌がきれいにならない。」
と感じている方は多いと思いますが、スキンケアアイテムを増やし、時間をかけて、丁寧にやるほど、肌の角質層が剥がれてバリア機能が破壊されてしまうので、
余計に乾燥するようになるし、刺激に対して弱くなってしまうんです。
日本人女性は、「洗いすぎ・こすりすぎ・保湿しすぎ。」
肌のバリア機能がきちんと働いていれば、外部刺激に肌の状態が左右されることもありませんし、肌が乾燥することもなくなります。
しかし、このバリア機能は間違ったスキンケアによって破壊されてしまいます。特に気をつけたいのは以下の3つです。
洗いすぎ
こすりすぎ
保湿しすぎ
「洗いすぎ」と「こすりすぎ」については聞いたことがあると思います。洗いすぎは必要な肌のうるおい成分まで落としまったり、
こすりすぎは肌への刺激や摩擦のせいで炎症が起きて肌の代謝機能が低下しますし、色素沈着の原因にもなります。
「保湿しすぎ」ということについてですが、これはあれもこれもとアイテムを重ね塗りすることで、化粧品に含まれている界面活性剤が肌を傷つけてしまうということ、
それから化粧品の油分や栄養分の影響で肌の常在菌のバランスが崩れてしまうリスクがあるということです。
乾燥肌や敏感肌はバリア機能を立て直すためにセラミドなどの有効成分を補ったほうがいいですし、年齢とともに皮脂が減っていくので、
化粧品から油分を補ったほうがいいのは確かです。ただ、1回に使う量を増やしたり、たくさんのアイテムを重ね塗りすればそれだけ効果が高まるということではないんですね。
肌が弱い人はなおさら「洗顔後は保湿クリームだけ使う」といったシンプルなスキンケアを心がけるべきでしょう。
実際それだけでもでもバリア機能を立て直すことができ、肌の水分保持力を高めることができますからね。
